2008-05-28 第169回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
これは、旧来の碩学泰斗のイメージが人文・社会科学で十分払拭できず、その水準という観点から、課程制大学院あるいは学位制度の趣旨が不徹底なところに要因があるというふうに思っております。
これは、旧来の碩学泰斗のイメージが人文・社会科学で十分払拭できず、その水準という観点から、課程制大学院あるいは学位制度の趣旨が不徹底なところに要因があるというふうに思っております。
せっかく博士課程へ進学した学生でも、それを終えても博士号もらえないままで、功成り名を遂げて、言わば碩学泰斗に与える戦前からの非常に権威のある博士号という運用をしている大学が多うございまして、いかがなものかという問題点もございます。
私ども、大学に対しまして、えてしていわゆる碩学泰斗にならないとドクターを出さないというような慣行はやめてもらいたい、研究者のいわばこれからスタートラインにつける、それだけの資格があるかどうかという判定をもってしてドクターをやるやらないというものを決めてもらいたいということを言っておるわけでございまして、これは日本人学生に対しても同様でございます。
もちろん、いわゆる一気に碩学泰斗のような研究成果が出るわけではございませんけれども、しかし、将来の研究活動の基礎をなすような、そういう重要な時期にも当たるわけでございまして、その間におきます研究活動を何らかの形で支援していくということは大変重要なことであるわけでございます。
しかし、にもかかわらず日本では、博士号につきましては、いわゆる碩学泰斗という人に出すという慣習のような考え方があるわけでございます。そのためになかなか博士号を出す機運にならなかったというようなことがございます。 しかし、今日、国際化時代を控えておりまして、そのようなことはいろいろな悪影響を及ぼすというようなこともございます。
しかしながら、これまた先生御指摘のように、留学生のためのいわばレベルの低い学位を出すということになりますと、これまた逆に国際的にも問題でありますので、この学位制度の見直しの中ではそういう考え方をとらず、従来の碩学泰斗というイメージを払拭するために、文学博士というのはやめて、博士( )、その中で文学というか、あるいは哲学というか、あるいは歴史というか、そういったところまでつけるようにすれば、そこでイメージ
それによりますと、従来の○○博士というやり方でそれをそのまま持ち越しますと、文学博士、法学博士というところに非常に大きな、何といいますか碩学泰斗のイメージが残るので、依然として出しにくい状況が続く。そこで、もう学位規則上は博士は博士だけ、こういうふうにしてはどうかと。
ところで、日本の現状を伺っておりますと、医学部だの工学部だのという理科系では結構博士というのは多いのですけれども、人文・社会科学の分野では余り聞いたことがないので、何となく碩学泰斗という感じでないと禁じられておる、理科系と文科系とえらい違うような気がするのですが、実態はどうなっておるのでございましょうか。
特に文系の方にそういう方が多いのだと思いますが、そういう方々の中に、学位を持っていらっしゃらない、碩学泰斗といいますかお偉い方の中には、おれは学位などというものは認めないのだというような方もいらっしゃるようです。
それから、御指摘をいただいております学位制度の改善ということにつきましても、現在ございます文学博士あるいは法学博士というものをそのまま引きずっていきますと、従来のいわば碩学泰斗というイメージをいつまでも引き継ぐということになりますので、この答申でちょうだいいたしております改善案は、博士というのはもう博士だけにしよう、そして学位記では博士ということにして、それに一般的な必要性から専攻をつけるということについては
むしろ日本の社会科学者、新しい社会科学者なんか、どんどん優秀な人が育っていっているし、またその方面のほんとうの碩学泰斗というにふさわしいだけの老大家もおられるわけです。そういう人が当然こういう場合に、ときには一人くらい選考にあがってきてもいいように思われるような人がないことはないと思うのですけれども、そういう人が、全然問題にならないわけですね。
その選考委員の顔ぶれなんかについて、とやかくの批判なり何なりというものを私どもあまり聞いたこともないのですけれども、従来私どもの受けている感じとしては、この文化功労者に決定された顔ぶれをずっと見てきまして、芸術関係あるいは学術関係、広くいろんな方面の碩学泰斗が選ばれているわけですが、どうも社会科学関係の学者が非常に少ないように思うのですが、こういう席で、たとえ話をして私の思いつきを、具体的な人をあげたりしてお
○秋山長造君 まあ、大臣のほかにも四人ばかり、しかも二人は非常勤ですから、まあ事実上は大臣のほかに二人常時加わるということになっておるのですが、その程度の人を加えて、そうして最高のこの科学技術方針を打ち出すということなら、すでに岸首相の身辺には、茅誠司さんとか、兼重寛九郎さんとか、あるいは嵯峨根遼吉さんだとか、こういうような、まあある意味においてはトップ・レベルの碩学泰斗を私設顧問として置いておられるのですね